特許事務所とは切っても切れない特許庁ってどこにあるの?

特許事務所に勤務している弁理士などなら、毎年何度か通うことになるのが特許庁です。最近は効率化のために手続きの電子化が進んでいるので、特許申請・特許出願はインターネットで行うことができますし、特許庁に直接通う機会は減っています。
特許庁は、東京は千代田区の霞が関3丁目に威厳を感じさせるどっしりとした外観とともに建っています。

特許庁は経済産業省の外局という位置付けになっていますが、特許庁の近くには文部科学省や内閣府、財務省などもあって、この付近を歩くたびに「この一帯がまさに日本の中心部なんだなあ」と感じます。
特許庁と聞くと何となくいかめしい響きがありますが、春には近くにある桜の美しい木立を眺めたり、また特許庁の界隈の広々とした道路を利用してジョギングやウォーキングなどをする人も良く見かけます。もっともこの一帯の警備は厳しいのかもしれないですけどね。

特許庁の最寄りの地下鉄の駅と言えば丸ノ内線、日比谷線、千代田線なら霞ヶ関駅が、また丸ノ内線や千代田線の国会議事堂前駅から歩いてもたいして時間はかかりません。そうそう銀座線の虎ノ門駅や南北線や銀座線の溜池山王駅も至近距離ですね。
通勤時間などには、こうした駅を利用する人の中に特許事務所に勤務している人が含まれているのかもしれません。

特許事務所に勤務する人の中でも弁理士であればバッジを着けているかもしれないので見分けることができるかどうかというと、かなり微妙ではないかと思います。弁理士のバッジを無くしてしまうと面倒くさいことになるそうですし、通勤時からバッジを着けている人は少ないのではないでしょうか。

庁がある千代田区以外でも多くの弁理士が働いており、新宿区でも500人以上の弁理士が働いています。新宿区で知的財産に関するご相談をご希望の場合にはこちらの特許事務所まで。

特許庁の場所や入館方法は特許庁への入館案内&地図・アクセス(特許庁)に詳しく。

特許事務所の人でも特許庁に入館する時にはチェックされる?

特許庁は霞ヶ関のいわゆる官庁街の一角を占めていますが、特許庁の内部に入館する際には一定の手続きを踏まなければ入ることができないって知っていました?すべての省庁はそうですが、特許庁もセキュリティの厳重なことで知られています。

まずアポイントがない人が特許庁を利用する場合には「受付票」と呼ばれる書類に記入して提出しなければなりません。この受付票には訪れた日にちの他に入館する時間まで○時○分といった具合に記入します。もうこの時点で特許庁のセキュリティの程度が分りますね。この他「来庁者」の欄には「氏名」、「フリガナ」、「会社名、団体名、弁理士番号など」、「電話番号」などを書き込みます。弁理士番号を書き込む欄があると言うことはたとえ特許事務所に勤務する弁理士の人でもフリーパスと言うわけにはいかないということですね。

またその次には「訪問先」という欄があって「担当課室名」、「担当者名」を書くようになっています。また「用件」の欄には「出願・申請」、「閲覧」、「相談」、「面接・対話審査」、「審判廷」、「入札関連(公募含)」、「会議・打合わせ」、「納品」、「採用関連」、「その他」と選択肢が細かく分かれています。そしてその下の大きな空欄は「一時通行証貸与番号」と書かれています。

また特許庁へ入館する際の手続きはこの他にも「手荷物検査」や「本人の確認ができる身分証などの提示」も必要になり、これらによって特許庁への一時通行証を貸与してもらうことになっています。あったりまえですけど、これは一般の特許事務所に出入りするのとはだいぶ様子が異なりますね。

特許申請・出願の件数って?

特許申請の件数についてちょっと調べてみました。日本での特許申請の件数は、2009年には348,596件ありました。
約35万件でもすごい数のように思えますが、2006年には408,674件、2007年には396,291件、2008年には391,002件と徐々に減ってきてしまっています。
もちろん景気悪化の影響もあるようですが、大企業などが数を制限して質を高めていくように考え方を変えてきたということもあるそうです。とはいっても大企業の中でも特許に力をいれているところは年間で1万件近くもの特許出願をするみたいですね。
ただ、特許申請されたものすべてが実体審査されるわけではなく、審査請求手続を経た7割弱程度が審査されることなどは、特許申請についてまとめたウェブページに記載されています。

特許出願の技術的な分類を調べたところ、件数が多いのは2008年度のデータによると、「基本的電気素子」42,399件、「電気通信技術」33,549件、「計算;計数」25,466件、「医学または獣医学;衛生学」21,535件といったところで、電気関係の技術の特許出願がやはり多いようです。

特許申請の都道府県別の件数は、多い順に東京、大阪、愛知、神奈川、京都、兵庫、埼玉、静岡となっています(2009年度)。大企業が多い都道府県の件数が多いということでしょうか。

日本での特許申請の件数を日本人の出願人と外国人の出願人とで分けると、2009年度は日本人が295,315件、外国人が53,281件ということです。外国人の出願件数の割合が15.3%ですね。思ってたより少し多い気がします。
特許出願の件数を個人、法人、官庁別にすると、2009年度は個人が12,077件、法人が336,438件、官庁が81件となっています。全体の96.5%が法人の出願人によるもので、個人の出願と比べると圧倒的な数です。個人の出願件数は割合的には少ないですが、個人で手続きを行う場合どうすればよいのかは特許出願の方法について書かれたWebページをチェック。

特許申請の件数は特許行政年次報告書2010年版 - 特許庁ホームページで調べることができます。

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