平成23年度の弁理士試験の最終合格発表があったようです

平成23年度の弁理士試験の最終合格発表が平成23年11月8日(火)にありました。
弁理士試験の最後の試験は口述試験で、ヒロミ・ゴーのクリスマスディナーショーが行われるザ・プリンス パークタワー東京で行われたそうです。
口述試験は特許・実用新案に関する法令、意匠に関する法令、商標に関する法令について、それぞれ10分程度面接方式で行われるようですが、採点基準がA,B,Cのゾーン方式とされていて、C評価が2つ以上なければよいとする比較的甘い合格基準となっているようです。
三科目がそれぞれB,B,Cという評価でも合格できるのですね。

平成23年度の口述試験の受験者数が1,006人で、口述試験を受験した最終合格者は721-46(工業所有権法免除者)=675人ということなので、今年の口述合格率は67.1%程度のようです。
調べてみると、平成19年度あたりから口述合格率は、92.1%→87.7%→79.3%→70.1%→67.1%と年々下がっているようですね。

弁理士試験に最終合格しても、弁理士として登録をするためには、平成20年10月から実務修習を修了しないといけなくなったそうです。
この実務修習は、あくまで新人弁理士として最低限必要な知識・資質を備えるための修習であって、修習を修了したら一人前になれるというわけでは決してなさそうです。

実務修習は最終合格発表後から翌年3月31日まで行われるそうで、受講料は118,000円であるとのことです。
実務修習を受講するには、特許申請の審査請求の基本料金と同じ額が必要になるのですね。

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