弁理士試験ってどんな感じ?

特許事務所に勤める特許出願の専門家である弁理士になるにはどうすればよいのか調べてみました。
弁理士になるためには弁理士試験に合格する方法を採るのが一般的なようです。その他にも弁護士であったり、特許庁の審査官や審判官として所定の経験年数を積んだ場合でも弁理士の資格を得ることができます。

弁理士試験は資格試験の中では難しいと言われているようですが、昔と比べるとかなり合格しやすくなっていると聞きました。弁理士試験の合格者数は1990年代前半には100人前後であったようですが、1990年代後半ごろから増大し始め2010年の合格者数は756人です。2009年の合格者数が今まででは最多で813人だそうです。
受験者数も昔と比べると3倍程度増加しているようですが、合格者数の増加率ほどではないので数字の上からも合格しやすくなっていることがわかります。私のまわりには弁理士の存在自体すら知らない人がほとんどであることを考えると、合格者数が813人というのはかなり多い人数であるようにも思えます。また試験の選択科目が一定条件下で免除されるなど、試験の内容についても受験生の負担が軽減されているようです。

他の資格試験でも同じようなことがいえるかもしれませんが、弁理士試験は合格したからといって実務に直結するものではまったくないようです。
特許申請、商標登録などの実務を身につけるためには、特許事務所などで長い経験を積むことが不可欠であるとか。
特許申請などを依頼するのに特許事務所を選択する場合にも、弁理士の実務経験を注意深くチェックする必要がありそうです。

弁理士試験の具体的内容などは弁理士試験(特許庁)でチェック。

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